1476 焚火 [詩・エッセイ]
「焚火」
霜柱が崩れ
白い煙は碧い空にのぼってゆく
枯れ木の燃える
こうばしい匂いと
パチパチとはじいて燃えるオレンジ色の
あたたかい炎に掌を翳していると
焚火のあたたかいぬくもりが芯までつたわり
体のなかから
石になっていたものが溶けてゆく
おでこが火照り
煙で眼がしょぼしょぼして
頬がゆるんでくると
炎のむこうから
少年のころのわたしが走って来る
2019-03-18 14:41
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コメント(26)
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焚火の炎・・・眺めているだけで
心がふっと温かくなってきますよね。
炎の向こうから少年のころの私が走って
来る。
情景が浮かんでくるようです。
by yoko-minato (2019-03-18 15:04)
yoko-minatoさんへ
ありがとうございます。
焚火が大好きなので、
寒い日には焚火をして楽しんでいます。
焚火にあたって物思いに耽るのも好きなんです。
by 未来 (2019-03-18 15:23)
こんにちは^^
自宅で焚火をすることはなかったですが、現場のオジサンたちが
みな後ろに手を回してその後ろ向きに焚火に当たっていらっしゃった光景が
甦ります^^
by mimimomo (2019-03-18 15:36)
mimimomoさんへ
そう言えば子供の頃焚火をしている現場では、
大人はみんな両手を後ろ手にしていましたね。
防寒着の貧相な時代、
焚火は最高の暖房でした。
by 未来 (2019-03-18 16:40)
「炎のむこうから少年のころのわたしが走って来る」
そして「焼き芋焼けた~~?」笑
爺もしょっちゅう焚き火してますが燃やすだけで夢がないんです。
by 旅爺さん (2019-03-18 17:15)
旅爺さんへ
そんな事はありませんよ。
焚火をするだけで、
それだけで充分ロマンを感じさせてくれますから。
焼き芋焼けたも好いですね。
by 未来 (2019-03-18 17:41)
こんばんは ☆
最後の一行ですべてが物語っていますね。
素敵な詩です(^^)
焚き火の煙たさとモクモクとしたニオイ・・・
懐かしさと思い出が蘇ってくるようです(^^)/
by Kiki (2019-03-18 18:16)
こんばんは。
子供の時以来「焚き火」を見たことがないような〜
懐かしく感じます(^^ゞ
by yakko (2019-03-18 18:50)
子供時代終戦直後で暖を取るのは火鉢だけ・・・
朝登校前に近所のおじいちゃんが田圃で藁を燃してくれ
皆が丸く囲んで温まった後駆けて行きました。
今は焚火とかをして煙をを出すと通報されて消防車が
土手焼とかも見たことが有りません。
by 侘び助 (2019-03-18 19:28)
kikiさんへ
ありがとうございます。
戦後間もない頃の子供たちにとって、
栄養不足でガリガリに痩せ細っていましたから、
とても寒い思いをしたのを覚えています。
暖を取るのに焚火は有難かったです。
by 未来 (2019-03-18 19:41)
yakkoさんへ
この度は大変な目に遭われましたね。
お互いに歳ですからお体には気を付けて下さい。
頼りになる娘さんが居られるのが、
何とも心強いですね。
by 未来 (2019-03-18 19:46)
侘助さんへ
私も同じような経験をしたことがあります。
そうなんですよね。
私も畑で草を燃やしていたら、
誰かに消防署に通報されたことがあります。
嫌な時代になりました。
by 未来 (2019-03-18 19:49)
元旦 神社のどんど焼きを思い出しました
焚火の火を眺めている時って無になれます
by チャー (2019-03-18 20:55)
焚き火の火や匂いって良いですよねぇ=(^.^)=
最近はどこも禁煙になって焚き火をほとんど見ませんが
RUN川沿いの畑では時々焚き火(雑草を燃やしてるのかな?)をしてて
ついつい近くを走るときは深呼吸しちゃいます( ^ω^ )
by ニッキー (2019-03-18 21:31)
焚火を見てるといつかしら石のようになった自分の心が
和らいでいくような気がします。
by ゆうみ (2019-03-18 22:32)
チャーさんへ
同感です。
焚火を見ていると不思議な感覚に襲われることがあります。
それに焚火って燃やす材料によりますが、
工夫しなかったら燃えてくれなかったり、
案外知恵がいるものですね。
by 未来 (2019-03-19 04:50)
ニッキーさんへ
同感です。
焚火をしていると、
私の家内もニッキーさんと同じようなことをしています。
ほんと、焚火は少なくなりました。
日本人の活気に比例しているような気がしてなりません。
by 未来 (2019-03-19 04:55)
ゆうみさんへ
同感です。
焚火を見ていると、
自分の気持ちが素直になれるのか、
心が開いてしまいます。
by 未来 (2019-03-19 05:03)
家の周りがどんどん宅地化して焚き火を
出来る場所が無くなってしまいました・・・
焚き火で焼き芋・・・食べたくなりましたっっ
by oko (2019-03-19 07:00)
okoさんへ
ほんと、もう家の周りで
焚火をするような環境じゃなくなりました。
焚火には焼き芋、
そんな気分を味わいたいもんですね。
by 未来 (2019-03-19 09:55)
私も焚き火好きです!
でも自宅の庭で枯れ葉を集めてちょこっとする焚き火も、どこから何か言われないかって、心配しながら用心深くやっています。笑
焚き火でできた草木灰は、草花の肥料や花壇の土壌改良材として使っています♪♪
by saia (2019-03-19 14:45)
saiaさんへ
そうなんですよね。
環境問題とか、プライバシーとか、
何かと隣近所に気を遣わななければなりませんから大変です。
でも、焚火って素敵ですよね。
想像力を高め物思いに耽ってしまいます。
草木灰を花壇に使うのも素敵です。
by 未来 (2019-03-19 18:56)
おでこが火照りからのくだり、
すごくすごく分かります^^
いままさに、自分の顔も体験してるような気分になりました^^
by リュカ (2019-03-20 10:47)
リュカさんへ
ありがとうございます。
焚火をやっていると、
色んな事が目の前に現れ想像の世界に引き込んでくれます。
それにはやっぱり寒い時期の方が好いですね。
by 未来 (2019-03-20 15:41)
今は暖を取るにしても、火は危ないからと電気ストーブやエアコンなどが主流で、夢も希望もありませんが、田舎で焚火できる環境があるってちょっとした贅沢を感じますね^^。私は焚火ほど豪快ではないのですがお部屋でロウソクの炎を眺めているのが好きです。男は本能的に炎を見つめていたい生き物なんですよね。
by きーちゃん2 (2019-03-22 04:39)
きーちゃん2さんへ
「男は本能的に炎を見つめていたい生き物なんですよね」
この言葉に、まったく同感です。
炎は男の闘争本能だったり、
炎の中にロマンを感じたりするのではないでしょうか。
世知辛い世の中になってしまいましたが、
何時迄も炎を見つめていたいものです。
by 未来 (2019-03-22 15:15)