1473 いつの頃からだろう [詩・エッセイ]
40年ぶりに引越しを始めてから35日、
処分した物の重量500キロ以上、
未だに片付いてはいませんが、
どうやら先が見えたような気がする今日この頃です。
それにしても、
引越しをしてあらためて気付かされたのですが、
本、雑誌、スクラップブック、石、その他諸々、
私の病的な収集癖には、
自己嫌悪に苛まれる日々でした。
三つ子の魂百までと言われている通り治りそうにありませんので、
この悪癖を地獄への道連れにするつもりです。
それらとは一切関係のない事のなのですが、
厚生労働省の基幹統計「毎月勤労統計」の不適切調査問題をはじめ、
財務省役人の公文書偽造、偽証問題にしても、
国有財産売却不正問題にしても、
誰も罪に問われることも無く、
誰も責任を取らなくなってしまいました。
かっての日本は「公」を大切にする民族だったのに、
罪の意識を何よりも大切にする国だった筈なのに、
どうして、
こんな出鱈目で無責任な人たちが大手を振って歩ける国になったのでしょう?
「いつの頃からだろう」
いつの頃からだろう
過程は省略され
結果ばかり求めるようになったのは
いつの頃からだろう
間違いを犯しても
責任を取る人が
誰一人として居なくなってしまったのは
いつの頃からだろう
子供が
父や母を疎ましく思うようになったのは
いつの頃からだろう
父や母が子供を憎むようになったのは
いつの頃からだろう
人の心の中に
愛を食べ尽くしてしまう
虫が棲みつくようになったのは