1486 ファシズムの足音が聴こえる [詩・エッセイ]
「ファシズムの足音が聴こえる」
いつも同じ事ばかり書いて申し訳ないと思うのですが、
嫌な時代になったものだと思う。
これより以前の国際政治も良かったと思ったことは只の一度も無かったが、
これほど酷い時代も無かったのではないだろうか?
実の兄を殺し、叔父を殺し、従わないものを大勢殺し、あらゆる犯罪を犯し、
核兵器やロケットを開発し近隣諸国を恫喝する無法者の
北朝鮮の金正恩。
その金正恩から来た親書を美しい手紙を貰ったと嘯く
アメリカのトランプ大統領。
その金正恩にすり寄り抱きつくのは気持ちの悪い男娼のような
韓国のムンジェイン大統領。
その金正恩の後ろ盾になりたがるファシズム国家の
中国の習近平と
ロシアのプーチン大統領。
その外にも民主主義を否定する国家が次々と誕生しているのは
何を意味するのだろうか?
こんな恥ずかしい指導者を戴いている国民は
恥ずかしくはないのだろうか?
自分には、
この無法者たちに抗うものを何も持たないが、
せめて
怒りの一文で異議を唱えたいと思う。
1486 アボガドの木 [詩・エッセイ]
「アボガドの木」
アボガドの実は芽を吹いて育つが越冬は出来ないと聞いていたが、
どうもそうではないらしい。
試しにと
アボガドの種をベランダーの鉢の土の中に埋めていたら、
何時ともなく
芽を吹いて可憐な顔を見せてくれていた。
それが10センチに育ち、
20センチに育ち、
芽が出てから一年近くなる今では90センチの背丈に育ち、
葉の色艶も、
姿形よく
華麗な美青年か美少女のように
嫋やかにに育っている。
途中で新芽をアブラムシに喰われ枯れてしまうのかと思っていたら、
葉っぱの六段目くらい下の葉っぱから
脇芽が吹き出し、
それが新芽のメインとなって育ち、
その長さだけで30センチの長さに育っている。
美しいものも、
幸福も、
意外なところに転がっているものである。
1485 夜明けとともに [詩・エッセイ]
「夜明けとともに」
ビックバン宇宙論によると宇宙は138億年前に生まれたと言われています。
太陽系が属する天の川銀河が生まれたのが100億年前、
太陽の誕生が46億年前、
地球が誕生したのが45億年前、
海が生まれたのが40億年前、
最初の生命が生まれたのが39億年前、
最初の生命体は有機物とアミノ酸の化学反応によって生まれたといわれています。
我々の祖先である類人猿は700万年から500万年前に誕生、
そして人間の文明が生まれ、
ついこの間の100年くらい前までは、
夜明けとともに起き、
日が暮れれば寝る。
それがまっとうな人間のライフスタイルでした。
それから色んなものが発明され
文明は進歩しました。
そのテクノロジーの進歩により人間のライフスタイルに変化が生じ、
夜明けとともに起き、
日が暮れれば寝る。
という人間の根源的生活習慣が破壊されてしまうと、
人間は狂い始めてしまったのです。
親が我が子を惨たらしく虐めて殺し、
子は家に閉じ籠もり親を金属バットで殴り殺す。
か弱き児童を道連れにする殺人者もいれば、
誰でもよいから人を殺して見たかったと嘯く殺人者が蠢く地球。
こういう地球の近未来を予言した人がいます。
それは宇宙物理学のスティーヴン・W・ホーキング博士です。
「地球のように文明の発達した惑星は、全宇宙の中には二百万もあろうが、
それほど文明の発達した循環が狂いきわめて不安定になって、
宇宙全体の時間からすれば瞬間に近い時間帯の中で消滅してしまう」
この地球の狂った時間を取り戻し修復するのは、
夜明けとともに起き、
日が暮れれば寝る。
これに尽きると思うのです。