1464 大坂なおみ全米オープンテニス…S・ウイリアムの猛抗議について [詩・エッセイ]
「大坂なおみ全米オープンテニス…S・ウイリアムの猛抗議について」
私も、大坂なおみ全米オープンテニス初制覇を生中継で見ていて狂喜乱舞した一人である。
その人柄も好ましく、
日本の現代女性が忘れてしまったかのような、
控え目で、出しゃばらない奥ゆかしさがあり、
とても素晴らしい女性だと思っている。
その快挙をめぐって、
大多数の人が称賛するのは当たり前のことだと思う。
その中で一つ気になるのが、
元世界ランキングのベストテンに入っていた人たちのコメントである。
その中でも、
いつも勇ましい熱血コメントで人気のある松岡修造氏の言葉である。
松岡修造氏は、
大坂なおみを絶賛する全米オープンテニス初制覇のコメントの中で、
S・ウイリアムズの猛抗議には一言も触れず、
そのS・ウイリアムズが表彰式のとき鳴り止まないブーイングに、
「もうブーイングを止めて」
と言ったことに感激したと言っていたが、
そのブーイングの原因は、
S・ウイリアム本人の品の無い執拗な抗議にあったのである。
その顔は、
まるでトランプ大統領を彷彿させたのは私だけだったのだろうか?
それは同業者であり尊敬している人なのかもしれないが、
日頃歯に衣を着せない言葉で教訓的に喋っている松岡修造氏にしては、
とても違和感のあるコメントであった。
S・ウイリアムの執拗な抗議に対して非難している放送局もあったが、
それには触れたがらない放送局もあった。
トランプ大統領の言動のように、
臭い物には蓋をして
それが当たり前だとでも思っているのだろうか?
熱血的コメントも結構であるが、
私には、底の浅い軽薄なコメントのように聞こえたのである。